糖新生はどんな働き?

血糖値をコントロールする為の機能

ヒトの身体には、血糖値が上がりすぎてもインスリンでしか対応することが出来ませんが、血糖値が下がるとコントロールして安定させる機能が備わっています。

それが糖新生というものですが、実際にどのような働きなのでしょうか。

糖新生とは、平たく言うと糖質以外からグルコース(ブドウ糖)が生成される働きの事ですが、原材料となるのは、乳酸やピルビン酸、グリセロール、そして、アミノ酸などだそうです。

まず、ブドウ糖とは、体内では解糖系とTCA回路を経てエネルギーを取り出されるのですが、前者の解糖系は、ブドウ糖(グルコース)をピルビン酸か乳酸に代謝するそうです。

この働きを逆行するのが糖新生というものなので、結局、一度エネルギーを取り出したものを身体の中の材料で復元し、血糖値を戻そうという働きだと理解できます。

血糖値が下がると、肝臓でグリコーゲンが分解されてグルコースとなり、併せて、糖新生が行われて血糖値が維持されるとの事でした。

いずれにせよ、身体には、血糖値が下がったときには、それに対しての対応方法が用意されているので、血糖値が下がるのを恐れて空腹を感じる事のないような食生活を繰り返すのは、良くないようにも思えます。

ありがちな誤解として「血糖値が下がるのが危険なので、一日三食しっかり食べた方が血糖値が安定します」という事ですが、そんな事をしていては、糖新生という機能がまったく使われず働きが錆び付いているかもしれませんね。

そうなると、突然の飢餓状態に陥ると、身体は、対応しきれず低血糖となってしまう可能性も否定できません。