肉ならたくさん食べても平気?

消化に時間がかかり腸内環境も悪化

低糖質高タンパクの食事がダイエットにも最適という事で取り入れている方も少なくありませんが、確かに、肉中心の食事は太らないだけでなく、筋肉などを作る栄養源を摂取するには、最適な方法とも言えます。

ヒトの身体は、構成する成分の30%がタンパク質であり、身体で働くあらゆるホルモンや酵素の材料もアミノ酸となると必要性は高いものです。

そうなると、肉だけ食べていれば、健康かというとそんな印象は無いと思います。

肉は、穀物などより消化に時間がかかるので、その分、消化器官をフル稼働させる時間が長くなります。すると、代謝機能は衰えてしまい、身体の回復に使える時間が減ってしまう恐れもあります。

また、未消化の部分は、腸内の悪玉菌のエサとなり腐敗をもたらしガスを発生するので、それが巡り巡って体臭となります。実際に肉食中心の生活をしている人と居れば、わかると思いますが獣くさい体臭になってくるのも特徴の一つ。

他にも血中コレステロールも気になるところ。
気をつけて脂肪分を食べないようにしていれば、その辺も大丈夫かもしれませんが、「脂質は三大栄養素だから大丈夫!」と納得させていても食べ過ぎると、血液内はドロドロになってしまいます。

それで皮下脂肪が増えると、今度は、インスリン抵抗性を上げてしまう恐れもあるので、必要以上に糖質を抑えていたとしても、血糖値の上がりやすい、または、下がりにくい体質になっているかもしれません。

テレビでは、たまに毎日肉を食べているのに健康的な長寿の老人が紹介される事がありますが、おそらく、ああした食生活を続けられるのは、元々の胃腸の丈夫さの恩恵です。

口移しで食事をもらわなかった子供は、虫歯にならないのと同じように、子供の頃から、腸内環境が必然的に良いという体質によるものなど、肉をたくさん食べても大丈夫な身体だったという事もあるので、同じように肉食にして健康で居られるかは微妙な気がします。